ABOUT YAKUSUGI
屋久杉が自生するのは標高500〜1500mの山地。豊かな水に恵まれながらも、土壌は栄養分 に乏しい岩のため、一般的な杉に比べ成長が遅いのが特徴です。その分、年輪は緻密になり、樹脂が多く腐りにくいため、2000年〜3000年もの樹齢を誇り、巨木へと成長するのです。
1995年屋久島の世界遺産登録以降、屋久杉の伐採は全面的に禁止となりました。現在、市場で売買されているのは、過去に伐採された切り株や搬出されずに残った土埋木、災害による倒木のみ。生態系の保全のために制限されています。
一年に一度刻まれる年輪は、木の成長過程そのもの。時代を越えて生き続けた屋久杉ならではの緻密で複雑な木目には特別な美しさを放ちます。樹脂が多いことで現れる「泡こぶ」や、経年変化により深みを増す天然のツヤも魅力です。